一般用医薬品で風邪の薬を調べてみた
まだよくわからない一般用医薬品
ドラッグストアに勤務して1年ほどになりますが、まだそれほどよく解っていません。
前職は、病院の門前に建っている調剤薬局に勤務していたので、医療用医薬品についてはかなり勉強しているのですが、あまり触れることのなかった一般用医薬品については全然ド素人。
しかし、ドラッグストアに勤務したからには取得しなければならない
「登録販売者」
調剤部門で事務をやる傍ら、毎日勉強中です。
この時期風邪のお客さんがすごい多い
やはり季節の変わり目になると風邪の症状でお薬を買いに来るお客さんが非常に多くなります。
特に今年は急に寒くなったためか去年の今頃よりも多く感じます。
門前の調剤薬局で事務をしていた時は、病気に対する処方箋を持ってくる患者さんが接客の相手でしたので、基本的に事務員はお薬についての深い知識は必要としません。
もちろんまったく要らないわけではありませんが、すでに個人個人に合ったお薬が医師によって処方されているので、そのお薬の内容や服用の仕方などはお薬のプロフェッショナルである薬剤師が知識を使って患者さんに投薬する際に説明をしているため必要最低限の知識で十分足ります。
しかしドラッグストアは薬剤師と登録販売者の両方が、お客の症状にあったお薬を自らの知識を基に選択して提供することになる訳で、お薬に対する知識が皆無だと仕事にすらならないのです。
合わないものを選択すると、お客さんに健康被害をもたらすことにもなりますしね。
そこでシーズンで良く動くお薬について先に色々と知っておく必要が出てくるのです。
ピンポイント処方薬と総合感冒薬
最近の一般用医薬品の風邪薬はピンポイント処方薬が多いように感じます。
せき、のど、たんの風邪の症状にはこのお薬
【第(2)類医薬品】【佐藤製薬】ストナプラスジェルS(新) 30カプセル ※お取り寄せになる場合もございます 【RCP】 価格:1,568円 |
鼻水、鼻づまりの風邪の症状にはこのお薬
【第(2)類医薬品】ストナジェルサイナスS(24カプセル)【ストナ】 価格:1,260円 |
といった具合になっています。
つまり風邪の症状がどこから始まっていてどの部分がツラいのかが解れば、その部分のツラさを緩和してあげることで体を楽にして治していくといった感じなのではと思います。
もちろんこれまでもあった風邪の諸症状に効く!っていうものも多くあります。
【第(2)類医薬品】パブロンゴールドA微粒(44包)【hl_mdc1216_pabron】【パブロン】 価格:1,598円 |
パブロンなんかは一般用医薬品の解らなかった私でもずっと前から覚えている有名な総合感冒薬です。
どちらが良いとは言えないのですが、お客様が自分の風邪の症状はのどがツラいと解っていれば、登録販売者や薬剤師にその症状を話すことでピンポイント処方薬を選んでもらえるでしょう。
いろいろな部分がツラいと話すと総合感冒薬を選択すると思います。
ドラッグストアの薬剤師や登録販売者に、自分が今どのような症状なのかを適切に伝えることで、早めに病気を治す近道ができると思います。
その際には、「カプセルのお薬は飲みにくいので顆粒にしてほしい」とか「忘れやすいので1日2回くらいのものがいい」など細かい指定をするのも自分でお薬を選ぶ際に伝えると、より自分にあったものを買えると思います。
医療用医薬品と同じ成分の一般用医薬品
一般用医薬品を販売する側になって解ったことですが、実は医師が処方する医療用医薬品と同一成分(配合されているお薬の量はちょっとだけ少ない)のお薬が一般用医薬品として販売されているものが結構あります。
病院でもらったお薬が非常によく効いたけどなかなか病院に行く時間がないというときに私自身選んで買ったりすることがあります。
私が特によく買うのは
価格:1,198円 |
このお薬は医療用医薬品にも「PL配合顆粒」というほぼ同じ名称のお薬があって、よく風邪の患者さんに処方されていたりします。
眠気と口渇の副作用があるのですが、その効果は私は非常に効くと感じます。
ちなみに15歳未満は服用できません。
眠気も出るので車の運転には注意が必要です。
他の風邪薬や解熱鎮痛薬との併用は出来ません。
成分は医療用とまったく同じですが量が抑えめになっています。
もし風邪を引いたなって思った時には、ご参考までに。
何にしても、年末の忙しい時期が近づいてここまでの疲れなどが出やすい時期です。
体調管理は十分にして、もしものための準備をしておきましょう。